査定ゼロの低年式・多走行車の価値は本当にゼロ?

車を既に所有している人が多い現代では、車の購入と同時に出てくる問題が、所有車の処分や売却についてですね。まずは、所有している車が低年式(例えば10年以上前の車)とか、多走行車(例えば10万キロ以上)の車の場合は売却価格がつかず、処分を考えないといけない場合もあります。「低年式・多走行車だから買取価格ゼロでも仕方ないかな・・・。」と思われる方も多いと思います。
しかしそんな車でも少しの価値ぐらいは残っているものなんです。

まずは、車検。車検期間が残っていれば、継続車検時に強制的に継続加入させられる自賠責保険も残っているはず。自賠責保険は廃車後に申請すれば残りの期間に応じた残額を返還してくれます。(逆を言えば、申請しないと返還されません)あとは、毎年5月頃に支払う自動車税。これも残り期間(始期は4月1日~終期3月31日)までの期間分の税金が還付されます。自動車税は廃車手続きを陸運局で実施すると、還付手続きも連動しています。

車検時に支払う重量税も返還を受ける事ができます。ただし、重量税の返還を受けられるのは完全に廃車にした場合のみです。(つまり、車を解体する「永久抹消登録」を実施したときだけ)
課税されない代わりに公道を走れなくする(ナンバープレートを外して返還するだけで、車は解体しない)の「一時抹消登録」では
自動車税や自賠責保険の返還は受けられても、重量税は返還を受けられません。

せめて永久抹消登録する場合は、還付してもらえる税金ぐらいは還付してもらいましょう!残存期間によっては数万円の価値があります。

また、車の処分業者さんにはまだ使用可能な車のパーツを外して中古パーツとして小売しているところもあり、交渉次第では車を買い取ってくれたり、引き取り・解体処分を無償で行ってくれるケースもあります。
パーツとしてまだ使える部品が多く残っていたり、税金の還付の権利もあるならそれだけでも立派な価値が残っていると思って、交渉してみると案外いい結果につながるかもしれませんね!

なにせ、業者さんによって対応・価格が全く違うことも珍しくないので、あきらめずに複数社に打診してみるのが良いと思います。オートプラザICHIDAIでも、オークションへの売却もできますのでご相談いただければありがたいです。