ジャガーXJ プレミアムラグジュアリー

XJはジャガーのフラグシップサルーンとして歴史のある車でしたが、今のSUV全盛期の時代に合わないセダンということでしょうか、今の所は新型車が出る予定はなく2022年現在はXJは生産中止となったようです。セダンとはいえ、全体の形状としてはクーペスタイルのボディは、全長5m超え全幅1.9mと乗用車では最大級クラスです。

しかしオールアルミボディは軽量化に大きく貢献し、初期型の5リッターエンジンから3リッタースーパーチャージドエンジンにダウンサイジングしたおかげで、燃費は街乗りでも9〜10キロ/L走ります。

乗った感じとしては、とにかく運転がしやすい!ボディは大きいですが、良い意味で運転時に大きさを感じさせず、個人的な感想としては、大きな国産車の中でも運転がしやすいと定評あるクラウンに近い感覚。取り回しもしやすく車幅感覚も掴みやすい。あまり運転に自信のない妻も、ほぼ同じボディサイズのBMW650グランクーペに比べて、格段に運転しやすいと評価していました。足回りは650よりも硬くなくラグジュアリーな感じですが、エンジンを吹かすとやや低音の効いた音とともに、アクセルペダルにその振動も伝わるように設計されていると思われるフィーリングがスポーティな一面も見せてくれる、スポーツとラグジュアリーのバランスがとても良いクルマです。

内装の質感の高さはさすが。エンジンを始動するとドライブシフトが上がり走りへの期待感を高めてくれます。
セダンというよりもクーペのようなティアドロップスタイル。全長は5mを超えます。
245幅の前タイヤよりも後ろタイヤの方が太く(275幅)張り出したリアフェンダー
少し時代遅れ感のある(笑)ボンネット上のマスコットは標準ではありません。ジャガーではなく、リーピングキャットという名前のよう。
エンジン音は低めでドスの効いた感じ。エンジンを吹かせば、肉食獣ジャガーの咆哮を思わせます。
ダッシュボードを含め、手に触れる部位のほとんどが本革貼り仕様。ウッドの使い方が英国車らしさ出ています。