車の型式について

車には、型式があります。これは、国産車にも外国車にも大概設定されています。(中には型式不明という車も存在しますが)
例えば日産のシーマでは、1988年のバブル全盛期に発売され、「シーマ現象」なる言葉まで生まれたぐらい爆発的に売れた初代は「FPY31」シーマ好きな人はよく型式を省略して「Y31」などど称します。その後継機として、1991年に発売された2代目シーマが「FY32」(同じくY32と称する人が多い)というように一般的には、フルモデルチェンジをすると、型式内の数字や一部の頭文字のアルファベットが変ります。

車は、フルモデルチェンジを行うと性能やデザインが大きく変更されることから、人気のある型式や逆に不人気の型式が生じる事となります。
一方、マイナーチェンジでは、見た目のデザインなどに大幅な改良を加えられることは少なく、パッと見の外見でマイナーチェンジする前かした後の車かを見分けるのは、その車を余程好きな人で、良く調べている人でないと難しい場合が多く、多くは見た目のデザインよりも機能的な面や性能的な面での改良や改善が加えられることが多いです。
中古車市場では、この型式が価格面を大きく左右する大変重要なポイントになります。

前期型と後期型では、走行距離が同じくらいで、年式も1~2年程度しか変わらないのに、何十万も価格が違うって事も珍しくありません。
このように売られている金額に大きな差がある場合などは、前期型や後期型で異なっている可能性があります。
フルモデルチェンジは、デザインが大きく異なるため素人でも判りやすく、価格差が生じていることは容易に想像できるのですが、マイナーチェンジは見た目では判りにくいケースが多いですが、やはり自動車メーカーがわざわざ改良、改善するだけあって、大抵は後期型の方が高い金額が付きます。
後期型になって改良されたポイントが、自分にとって大した改良ではないと思われれば、前期型に狙いを絞り、後期型に比べて安く買う事も出来ますよ。